日本企業がインドエンジニアを採用すべき3つの理由(中小企業編)
中小企業こそインド人エンジニアを採用すべき理由があります。国内採用の限界、人材競争の激化、技術力確保の難しさを踏まえ、3つの視点から解説します。
目次
国内IT人材は“量も質も”不足しており、中小企業ほど確保が困難
国内のIT人材不足は長年指摘されていますが、影響を最も強く受けているのは中小企業です。
理由は次の通りです。
日本国内で若手エンジニアの採用競争が激化
大手・外資・スタートアップに若手人材が吸い上げられ、中小企業の応募自体が少ない。地方企業は応募ゼロのケースも珍しくない
地域差も大きく、都市圏以外では“そもそも母集団が存在しない問題”が発生。リスキリングより採用のほうが圧倒的に速い
既存社員をIT人材に育成する施策は時間とコストが重い。
一方、インドは世界最大級の理工系人口を持ち、毎年150万人以上のエンジニア系学生が新卒として輩出されます。
「国内で採れない人材を海外の供給源から確保する」こと自体が、中小企業の生存戦略になりつつあります。
成長意欲が高く、早期戦力化しやすい人材が多い
インド工科系の学生は、キャリア志向が強く、“実務で成長できる環境”を非常に重視します。
これは中小企業にとって大きなメリットです。
成長スピードが速い理由は次の通りです。
・大学でのコーディング教育が実践的
入社前に個人開発・ハッカソン経験がある学生が多い。
・入社後のキャッチアップが速い
新しい技術や業務フローの習得が早く、オンボーディング期間が短縮しやすい。
・日本企業が得意とする“丁寧な育成”と相性が良い
明確な目標設定やこまめなレビューを好むため、管理しやすい人材が多い。
中小企業は大手と比べて裁量が大きく、経験を積むスピードも速いため、成長意欲の高いインド人材との相性が非常に良いのが特徴です。
日本企業側が提供できる価値が、インド人材にとって魅力的
“大手企業ほど魅力を示しにくいのでは?”と思われがちですが、実際には中小企業ならではの強みがあります。
インド人新卒が中小企業を魅力的に感じるポイントは次の通りです。
・若手でもプロジェクトの中心に入れる
日本の中小企業は、意外にも裁量が大きく“任せる文化”が存在する。
・技術領域が広く、フルスタック寄りの経験が積める
インド人材は「幅広く経験したい」傾向が強いため、学習効率が高い。
・安定した職場環境を評価する学生が多い
インドでは離職率の高い企業も多く、逆に“日本の安定した労働環境”は高く評価される。
・日本の生活水準・安全性・教育環境に魅力を感じる学生も多い
生活面の魅力は他国に勝る強み。
これらの要素から、
「規模が小さい=採用で不利」ではなく、むしろインド人材にとって価値がある環境を作りやすいと言えます。
中小企業が採用で勝てる“3つの差別化ポイント”
中小企業は、次の3つを押さえるだけでインド人材からの評価が大きく変わります。
1)キャリアパスの明確化
入社後1〜3年の期待役割、スキル習得プランを必ず提示する。
2)技術スタックやプロジェクト情報の透明化
使われている技術、開発体制、コードレビューの方針などを説明する。
3)生活サポートの明示
住居、ビザ、日本語学習などを企業がどの程度サポートするか透明化。
これらはコストがかかる施策ではなく、**“情報の整理と伝え方の改善”**で実現できます。
中小企業×インド新卒採用は、長期的な競争力に直結する
インド人新卒の採用は採用難を解決するだけでなく、企業の未来につながる投資でもあります。
効果は次の通りです。
企業の技術力が底上げされる
社内の英語化・グローバル化が自然に進む
若手人材の比率が増え、組織が活性化
将来的に海外展開を視野に入れやすくなる
特に中小企業にとって、
優秀な外国籍エンジニアを早期に育て、自社文化に馴染ませるメリットは非常に大きいです。
まとめ
中小企業こそ、インド人エンジニアを採用することで競争力を大きく高められます。国内の若手不足を補い、成長意欲の強い人材を迎え入れ、組織の技術力とダイバーシティを強化することが可能です。キャリアパスの明確化、技術情報の透明化、生活サポートの整備で、上位層のインド人材からの評価も大きく向上します。
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